以前Steamのセールで買った「The Outer Worlds」。
サイバーパンク2077でFPS+RPGに味をしめたので買ったんだけど、プレイする上で問題があった。
それは「左手にパッド、右手にマウス」でプレイする通称モンゴリアンスタイルができないというところ。
正確に言うと、XInputのパッドとマウスの併用ができない。パッドで操作するとマウスが効かなくなるし、マウスで操作するとパッドが効かなくなる。サイバーパンク2077だと(時々表示がおかしくなりつつも)ちゃんと動かせたのに!Portal も Portal 2 も問題なかったぞ!
モンゴリアンスタイルを貫き通すためにはDirectInput対応のコントローラーを買って、それに対してJoyToKeyとかでマッピングし直す必要がある。でもいまさらDInput対応のものをわざわざ新しく買うのもなぁ…種類もあんまりないしエレコムのとか操作性悪そうだしな…と二の足を踏んでたところにたまたま知ったソフト、それが「reWASD」。
シェアウェアなのでどのみちお金を払う必要があるのは同じなんだけど、なにしろXInputのパッドがどれでも使えるからね。こっちにお金払ったほうがメリットがでかい。
一言で言えばマッピングしなおしソフトなんだけど、これはXinputのパッドをXInputと認識させないことができるということ。まさに今回の用途にドンピシャなソフトだ。逆にキーボードとマウスをパッドとして認識させることもできるらしいが今回はその機能は使わない。
ただ一つだけ問題があって、それは「reWASD側で対応しているコントローラーが限られている」というところ。「もともとSwitch用に作られているけどPCにつなぐとXboxコントローラーとして認識される」という中華製謎パッドがはたして対応しているのか?
幸いなことに試用期間があるようなのでとりあえずインストールし、パッドを繋いでみると…なんとXbox360コントローラーとして認識された!…まあもともとXboxコントローラーとして認識されてはいたんだけど、とにかく一安心。というわけで早速設定した。
たとえば以下の画像でいうと、駐禁マークがついているボタンはすべてXInputが無効になっている(実際は右手はマウスを持つため右半分は設定しなくてもいいんだけど念の為設定してある)。これでモンゴリアンスタイルでのプレイができるようになった!
「長押ししたとき」や「ダブルクリックしたとき」等に別のキーを割り当てることもできるし、Logicoolのマウスでいう「Gシフト」に相当する機能(複数のマッピング設定を瞬時に切り替えられる機能)もあるので本当に多彩な割り当てが可能。アプリケーションごとに自動で設定を切り替えることもできる1ので、他のゲームのときに動きがおかしくなることもない。うーん完璧。
もちろん、左スティックにWASDを割り当てることでアナログスティックとしての役割は果たさなくなる。傾きの角度によって移動速度を変えることはできないし、8方向以外(例えば16方向など)の移動もできない。それでもモンゴリアンスタイルができることは快適だ。
また副次的な効果として、「X⇔Y」「A⇔B」問題もこれで解決となった。今まではSteam側で設定をしていたけど…
これだとSteam以外の、例えばEpic Gamesで買ったタイトルに関してはボタンが入れ替わったまま。だってEpicにはパッドのカスタマイズ機能がないんだもん。しかもゲーム側でボタンカスタマイズ機能がない場合などはもうどうしようもない。
Steamのボタン設定を使いたいがために、わざわざ一度Steam側のライブラリに追加し、そこから起動をする必要があった。一応これでSteamのコントローラ設定が有効になるっちゃなる。でも面倒。
でもreWASDで予めボタンを入れ替えてしまえば、わざわざこんな回りくどいことをしなくても普通にEpicGamesLauncherから起動するだけでよくなる。くーっ、これですよ。
というわけでちゃんとライセンスを買って、 The Outer Worlds も無事クリア。面白かった。
ちなみにモンゴリアンスタイル時は普通のマウスだとボタンが全然足りないので多ボタンマウスが必須。オレが使っているのはこれ。
- The Outer Worldsの場合「TheOuterWorlds.exe」ではなく「Indiana-Win64-Shipping.exe」を指定する必要があるのに注意。 ↩
- 中華製謎パッド使用時のSteamのコントローラ設定
- Steam上で中華製プロコンもどきを使うやつの後日談
- Windowsでのモンゴリアンスタイル問題と中華プロコン問題の解決