タイガースポーツ660にスマートモニターをつけたよ。
スマホをナビとして使っていたら…
今年の正月、バイクで横浜に行った帰りのこと。
これまではカエディアの振動吸収スマホホルダーにスマホをセットしてナビとして使っていたんだけど、ベイブリッジを走行中にホルダーの根本が突然ボロっと外れ、スマホごと落下してしまった。
幸い他の車にぶつかったりとかはしなかったけど、スマホは電源も入らず、GPSの反応も一切なくなり完全に再起不能になった。ホルダーはもうバラバラ。
もともと振動でカメラが壊れるという話もあって振動吸収のスマホホルダーをつけていたのに、それ以前にまさか丸ごと落下してしまうとは…。
サブスマホをテザリングして使っていたが…
結局すぐに新しいスマホを買い直して、各種設定を終えた。なにしろ元のスマホが全く動かないせいでSuicaとかタッチ決済のあたりの引き継ぎがめちゃめちゃめんどくさかったし、そもそも急な出費がとても痛かったので、二度とスマホをバイクに付けて走りたくない。
で、しばらくはスマホを服の中に入れたままで音声だけ飛ばしてナビを使ってたんだけど、やっぱり画面が欲しかったので別のスマホホルダーを買い直し、そして型落ちの安い中古スマホを買った。
バイクには中古スマホをつけて、メインスマホとテザリングさせて万が一落ちたときのダメージを最小限にしようという試み。
まあ、一応は使えてたんだけどこれが結構不便で、やってみるとそれなりに不満があった。
- ヘッドセットはメインスマホではなくサブスマホと接続する必要がある。
- サブスマホはバイクに乗るときしか使わないせいで、ほっとくとバッテリー切れを起こして使いたいときに使えないので、普段からこまめに充電する必要がある。
- アプリのアップデートもメインスマホとは別に行う必要がある。
- バイクに乗る前にいちいちテザリングをしてやる必要がある。
- サブスマホが勝手に他のWi-Fiのアクセスポイントに接続しようとする事がある。
- 普段ツーリングサポーターを使ってるんだけど、このアプリは1つの端末でしかログインできない。サブスマホでログインするとメインスマホの方はログアウトしてしまう。どちらかを使うたびにどちらかがログアウトするので、毎回毎回ログインし直す必要がある。
ひとつひとつはまあ我慢できるかなという感じの不便さだけど、毎回これ全部がまとめてやってくるのでめちゃくちゃめんどくさい。
で、調べてみると今だともう Apple CarPlay / Android Auto 対応のスマートモニターが2万もしないで買えるらしいことがわかった。
どう考えても今の2台持ちより楽になりそうなので、サブスマホとスマホホルダーを売り払い、そのお金でスマートモニターを購入したのだった。
スマートモニターを買う
今回購入したのはこれ。
ドラレコは別に付けてあるので、そういう機能がなく CarPlay / Android Auto だけのシンプルなやつにした。
取り付けた。
つける所迷ったけど、スマホホルダーと同じくミラーステーに装着した。
これはツーリングサポーターを表示しているところ。今は中央に現在地が表示されているけど、ナビ時は左側に各種情報が表示され、現在地は右寄りに表示される。
その他写真など。
その他メッセージやLINEも対応、メッセージ読み上げ機能も使える。
感想
数回使ってみた上での感想は…
- スマホが1台で済むので、ツーリングサポーターのログアウトも発生せず、ヘッドセットもメインスマホとペアリングすればいいので楽。
- 最初に一度設定しておけば、電源投入時に自動で接続されるためいちいち手動でテザリングする必要がなく、楽。
- 充電式ではないので、もし給電が途絶えると即座に電源が切れるけど、逆に充電切れで動かないということもないため、管理が楽。
- カメラが付いていないので、振動でカメラが壊れる心配をしなくて良い。
- サイズは十分デカく見やすい。輝度も十分あり晴れた日でもしっかり見える。
- タッチは普通に反応する。実用的には全く問題ない。
- もし落としてもスマホは手元に残るためダメージが少ない。
- もし落としても個人情報が流出しないのでダメージが少ない。
- もし落としてもスマホより安いのでダメージが少ない。
- 対応アプリは少ないけど、個人的には自分で使いたいアプリは対応しているので問題ない。
- この機種に関して言えば、バッテリーに接続する配線が付属してるけど、USBーCを使って給電もできるので、本当にスマホの代わりに設置できる。
というわけで非常に満足!少なくともスマホ2台持ちテザリングと比べたらメリットばかりで、ほとんどデメリットを感じなかった。というよりサブ機を買うよりスマートモニターのほうが安いので、今までわざわざ高い金を出して不便なことをしてたという結果に。
メインスマホをスマホホルダーにつけて使用する場合と比べたデメリットは…
- スマートモニターを買う分のお金が余計にかかる。
- スマホの充電が別途必要になる(モバイルバッテリー等を使う必要がある)。
- CarPlay 未対応のアプリは使えない。
- 盗難防止ワイヤーの装着箇所がないので、つけっぱなしだと盗まれるリスクがある。
- ものによってはそういった物がついているものもあるらしいけど、少なくともこの機種にはついていなかった。
- ただ出先に行って休憩のために駐めている程度なら大丈夫だと思うし(外すのにも時間がかかるだろうし、人の目もあるので)、自宅ならカバーつけてればわからないと思う。
とこんな感じかな。でも万が一を考えると、もう二度とメインスマホをバイク用のスマホホルダーにつける気にはならないので、そもそも選択肢に入らないという感じ。スマートモニターか2台持ちかしか考えられない。そしてその2択なら俺は間違いなく前者しか選ばない。
USBで給電する際の注意点
- 上述の通りUSBーCを使って給電できるけど、肝心のUSBケーブルは付属しないので自前で用意する必要があるよ。
- 付属の給電ケーブルが防水仕様になっている関係で、結構深く挿さなきゃいけないので、根本が太いものやL字型端子のものは挿さらない可能性があるよ。
- QC(クイックチャージ、A→C)ケーブルだと給電されるけど、PD(パワーデリバリー、C→C)だと給電されなかったよ。