Vivaldiブラウザー導入メモ

VivaldiというなかなかよいWebブラウザがあるらしいので使ってみた所存。

特徴

  • Operaの創設者「ヨン・スティーブンソン・フォン・テッツナー」さんが作った。
  • だけどレンダリングエンジンはChromiumベース。
  • Chromeの拡張機能が使える。
  • 拡張機能なし時の状態からしてChromeよりも多機能。

拡張機能がそのまま使えるというところに惹かれてインストールを開始したのであった。

ダウンロードとインストール

Vivaldiブラウザー

ブックマークのインポート

「ファイル」→「ブックマークと設定のインポート」と進み、後は画面の指示通りに進める。

ブックマークは「インポートしたブックマーク」というところに入っているので、好きなフォルダに自力で移動すること。

拡張機能のインストール

どうもそっくりそのまま移行できないっぽいので、手動でインストールする。

Chromeウェブストア

拡張機能の設定の移行

  1. ChromeとVivaldiを閉じる。

  2. ChromeのプロファイルフォルダにあるExtensionsLocal Extension Settingsを、Vivaldiのプロファイルフォルダにコピーする。

    Chromeのプロファイルフォルダ:
    C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default

    Vivaldiのプロファイルフォルダ:
    C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Vivaldi\User Data\Default

その他、細かい設定など

※ 設定画面は「ツール」→「設定」で開く。

最大化したときにタブ上部にスキマがあるのを消したい

「設定」→「タブ」→「タブ表示」→「タブ設定」→「ウィンドウ最大化時に、タブの隙間を詰める」をON。

ポップアップサムネイルが邪魔

「設定」→「タブ」→「タブ表示」→「タブ設定」→「ポップアップサムネイルを表示」をOFF。

パネルが邪魔

「設定」→「パネル」→「パネルオプション」→「パネル開閉バーを表示する」をONにして、普段は引っ込めておく。

検索エンジンの追加、編集

「設定」→「検索」から設定する。

Googleのサジェスト

「検索候補用URL」に以下を設定する。

https://www.google.co.jp/complete/search?client=chrome&q=%s

「検索候補を有効にする」のチェックも忘れずに。

「設定」→「プライバシー」にも似たような設定がある。

ブックマークバーの表示

「設定」→「ブックマーク」から設定する。

ステータスバーを常時表示でなくChromeっぽくする

「設定」→「外観」→「ステータス情報をオーバーレイで表示する」をON。

スムーススクロールを切る

「設定」→「ウェブページ」→「滑らかにスクロールする」をOFF。

その他

「設定」→「更新」→「Vivaldiが起動していない時でも更新を通知する」をOFF。

感想

便利なところ

  • カスタマイズ性が高い。

  • 初期状態で多機能。例えばマウスジェスチャーとか。

不便なところ

  • 右クリックに「翻訳」がない。
    地味に不便。

  • ブックマークバーのアイテムを右クリックしたときの挙動が変。
    ブックマークバー直下のアイテムを右クリックしても「編集」ができない。不便。
    サブフォルダ内ブックマークを右クリックするとリンクに飛んでしまう。超不便。
    IEでもfirefoxでもできることがなぜできないのか?

  • 拡張機能アイコンのバッジの位置が、Chromeはアイコン右下だが、Vivaldiはアイコン右上となっている。
    下側にバッジがつく前提で作られている(下側にバッジ用余白が確保されている)アイコンを採用しているものも多く、そのような場合、Vivaldiだとバッジでアイコンの内容が隠れてしまう。
    地味に不便。

総評

「不便なところ」に書いたものが、本当に不便で仕方ない!

翻訳は拡張機能を入れれば何とかなるにしても、ブックマークバー右クリックの挙動は謎。仕様なのかバグなのかもわからん。設定画面にもこれに関する項目はないっぽいし。

拡張機能アイコンも、バッジの位置と大さのせいでアイコンを隠してしまい、とても見づらい。

というわけで、Chromeを使い続けることにしたのでした。