Quick Cacheが有料化、無料版は機能制限

ページをキャッシュして二回目以降の表示を高速化してくれる Quick Cache プラグイン。動的ページの弱点を補うキャッシュ系プラグインの中でも使いやすさに定評があって、設定画面もシンプルでとても使いやすい。

今回の更新での主な変更点は

  • 一から書き直され、さらに高速に
  • 国際化に対応し、言語ファイルさえ作れば日本語化が可能に(今までは文言べた書きだった)
  • UI が改良された
  • WordPress 3.7 以上が必要

と大幅に改良された。これだけ見るとありがたいんだけど、同時に今回のバージョンアップで「有料版(15ドル)」と「無料版(LITE)」に分かれることになった。で、今まで使えていた

  • MD5 Version Salt
  • URI/リファラ/UA等のパターンを使用したキャッシュ除外設定
  • 管理バーのキャッシュクリアボタン

が有料版専用の機能とされてしまったため、無料版では使えなくなってしまった!…らしい。更新履歴にそう書いてあった。

タダで使ってるから文句は言えないんだけど、有料化にあたって既存機能の制限の方向に行くのは使う気なくすなぁ。管理バーのボタンはともかく、キャッシュ除外設定が使えないんじゃ価値なくなっちゃうんじゃないの。

ダウングレード

もし説明も読まずにうっかり更新してしまい、かといって金を払いたくもないというしょうがない人がいたとしたら、以下の手順で前の状態に戻そう。

  1. 公式サイト(http://wordpress.org/plugins/quick-cache/developers/)から旧バージョン(111203)をダウンロード。
  2. Quick Cache プラグインを削除。
  3. 「プラグイン」→「新規追加」で「アップロード」を選択し旧バージョンをインストールして設定。

どうせ大した設定項目もないので、そっくり入れ替えてしまうのがおすすめ。

もしくは

  1. 公式サイトから旧バージョン(111203)をダウンロードし、展開しておく。
  2. FTP等でサーバに接続し、wp-content/plugins/quick-cache ディレクトリを削除。
  3. 展開後のファイルを上記ディレクトリにアップロード。

としてアンインストールせずに中身を入れ替えるか。

古いバージョンを使い続けるなら更新通知は消した方が便利かも。

追記

更新履歴には特に書いてなかったんだけど、PHP が 5.3 以上でない場合はエラーを吐いて落ちる様子。

しかもどこでも catch してないくさい。こりゃひでえ。というかこういうのこそ更新履歴に書いとけよ!