JOYFIT24 vs. エニタイムフィットネス

ホームジムを作る前は4箇所のジムをジプシーしてて、24時間ジムもそうじゃないジムも両方通ったことがあるんだけど、その中に「JOYFIT24」と「エニタイムフィットネス」という有名24時間ジムがあった。

24時間使用可能でかつ価格帯も近い「JOYFIT24」と「エニタイムフィットネス」が競合関係にあって、果たしてどっちがいいんだろう?と迷っている人がいるかも知れないので、どちらも通った経験のあるオレがかんたんに比較してみることにした。

ちなみに、どちらも店舗ごとに設備内容等に差があるので、あくまでオレ自身が通った2店舗に限っての話と思って見てね。

結論

先に結論から言うと、どっちも行ける環境であればエニタイムフィットネスがおすすめ。というかオレの満足度が高かったのがそっちの方だったので。

基本ルール

JOYFITは土足NGで室内専用のシューズを用意する必要があるのに対し、エニタイムは土足。気分的には土足NGの方が清潔でいいと思うけど、土足OKだと最初からトレーニング用シューズを履いていけばそのぶん荷物が減るのでこれはこれで楽。

寝転がってストレッチとかしたい場合は土足だと抵抗があるかもしれない。

設備(マシン)

どちらも綺麗。ただ数や種類はエニタイムのほうが圧倒的に充実していた。

JOYFITは、レジスタンスマシンが8台、そしてフリーウェイトエリアにはスミスマシン1つとケーブルマシン1つ、あとはダンベルだけ。なんと当初はパワーラックがなかった。おどろき。

あまりにも要望が多かったのか、数カ月後にパワーラックがようやく一台導入されたけど、代償としてフリーウェイトエリアがかなり窮屈になってしまった。

一方、エニタイムはというとパワーラックが3台、スミスマシンが1台。ベンチもダンベルも多い。もちろんケーブルマシンもあるし、ラットプルやローイングが独立してるタイプなので複数人が同時に使える。レジスタンスマシンもJOYFITより種類が豊富で倍くらいある。

マシンもフリーウェイトも完全にエニタイムの勝ち。比較対象にならないくらい違う。

カーディオマシンはどっちもほぼ同じくらい。なので有酸素メインの人にとってはどっちも変わらない。

設備(ロッカー、更衣室)

JOYFITはよくある鍵付きの縦長ロッカー、銭湯とかプールとか色んなとこでよく見るやつ。それとは別に個人用のロッカーを有料(月契約)で使える。行ってたとこがヨガスタジオがある店舗だったので、ここにヨガマットとかを入れておく人が多かった様子。

エニタイムはなんと鍵無しのロッカーとハンガーしかないので貴重品の取り扱いが難しい。小学校の教室にあるランドセルロッカーみたいのがある男女共用のエリアがあって、そこに荷物をおいておくことしかできない。一応、JOYFIT同様月額料金追加で鍵付きロッカーを使うことはできる。

ロッカーのエリアには監視カメラがあるらしいので滅多なことは起こらないとは思うけど、念には念を入れてそもそも財布などを持っていかずに貴重品は入館キーとスマホだけにして、タオルやボトルなどと一緒に持ち歩くようにした。スマホで買い物ができる世の中だからこれでもなんとかなるけどやっぱり不便だと思うし、それに故意でなくとも間違ってコートやバッグなどを持っていかれることだってあるかもしれない。実際にはそういったことは一度も起こらなかったけど、可能性がないわけじゃない。

更衣室の仕組みも全然違う。

JOYFITは男女で部屋が別れていて、その中に前述のロッカーがあるタイプ。とっても一般的なやつ。

エニタイムは前述の通りロッカールームが共用になっている、ということはそもそも部屋が別れていない。着替えをしたい場合は試着室みたいな鍵付きの個室がいくつかあるので荷物を持っていきそこで着替える方式。ちなみにこの個室も男女共用。

見方を変えると、他の人に裸を見られたくない場合はこの個室タイプがいいかもしれない。

設備(給水器)

JOYFITはなんと水くむのが有料(月額料金)。しかも絶対意味のない(自称)水素水。水飲むのに別料金がかかるジムなんて見たことない。別に水素水でなくていいから無料にしてほしいよ。

エニタイムは無料。

設備(その他)

無料Wi-Fiはどっちもある。シャワーの数もほぼ同じ(シャワーはさすがにエニタイムでも男女別)。自販機もあるしプロテインドリンクがラインナップに入ってるのも同じ。

入館キーは、JOYFITはカード式で財布に入れたりできる。エニタイムはキーホルダー式で、財布に入れるには適さないけど自転車通いのオレとしてはこっちのほうが便利だった。自転車の鍵とまとめておけるので。

価格

JOYFITは水代が月1000円かかるんだけど、これをケチればJOYFITのほうが安い。家から水を持っていくとかする場合ね。そうでない場合はほとんど同じか、JOYFITのほうが少し高くなる。実際は店舗ごとに価格が変わるけど、大幅には変わらないはず。

エニタイムは入会時にセキュリティーキーの発行代がかかる。でもJOYFITも入会金や登録事務手数料という名目で同じような金額を取られるのでどっちもどっち。大差ない。

混み具合

大差なし。どっちも仕事終わりの夕方は混んで、土日の昼とかは空いていた印象。

夕方は仕方ない。都内のお高いセレブジムなんかは会員の上限数を設けてたりするので空いてたりするけど、そうでない場合は結局どこもたいてい激混みになる。

こればかりはどうしようもないので諦めるしかない。それが嫌なら予約制のパーソナルジムにするか、あるいはホームジムを作るか。

~ あらすじ ~新型コロナのせいでジム通いを自粛していた影響で、以前ベンチとダンベルを買ったんだけど…やっぱりこれじゃ物足りない。ジム通いを再開しようとしてもこのご時世いろいろ怖くはあるし、さらに今はどこのジムもマスクが必須。いくら規約とはいえどうしてもマスクをしたままトレーニングするのが嫌で、ホームジム作成に向けて準備をしていたのだった。まずは手始めに有酸素マシンとして仕事中にこっそり使うこともできるエアロバイク(フィットネスバイク)を用意。そしてついにそれ以外の部分に手を付けるのであった。寸...

客層

これは書くべきかどうか迷ったんだけど、使っていて結構強く感じたことでもありどうしても書かないわけには行かなかった。

どっちも家から自転車で行ける範囲の同じエリア内にあるので、片方が都会で片方が郊外とか、片方が閑静な住宅街で片方はスラム街とかではなく、周辺住民の質などの条件はほぼ同じ。

その上でこれは完全に「※個人の感想です」なんだけど、そして他の店に当てはまるかどうかはわからないんだけど、オレが通った2店舗を比較するとエニタイムのほうがマナーが良かった。というより、JOYFITの客層があんまり良くなかった

両方通った今になってみると何となく分かる。エニタイムは筋トレ器具がとにかく豊富で、ガチ勢が多かったような気がする。筋トレガチ勢の人は比較的マナーがいい人が多く、長時間独占してたりとか、スマホ見てばっかりとか、クソうるさい音で器具壊すんじゃないかみたいな乱暴な使い方をする人はあまり目にしなかった。

しかし!JOYFITは独占・長時間専有が当たり前。マシンを壊す勢いでドッカンドッカン派手な音を立ててるロータリートルソーおやじ、レッグプレスを20分独占してるおばさん、ケーブルマシンを30分独占するうんこマン、ヒップアダクターに座って運動もせずツムツムやってばかりのくそ女、等々…。今思い出しても腹が立つ。

そして新型コロナ発生前だったせいもあるかもしれないけど、使用後にマシンを拭かない人の比率が高い(今のご時世なら拭く人も増えてるかも。もう知るよしもないが)。

そういうのは入会時のオリエンテーションでレクチャーされるはずなんだけど、どういうわけか守ってる人が少ない。店員も特に何も言わず、ほぼ清掃要員でしかないし。無法地帯とまでは言わないけどストレス溜まるんだよ。

エニタイムではそういう経験がほとんどなかった。これは単純に台数が多くて混みにくいっていうのもあるかもしれないけど確実に客層が違うんだと思う。で、それはきっと設備の質・量にも関係があるんだよ。

まとめ

筋トレをしたい人は文句無しでエニタイムフィットネス。何しろマシンの数や種類が段違いで、比較記事でこういうのも何だけど比べものにならない。

じゃあJOYFITはどんな人におすすめかと言うと、まず「水代をケチってでも、少しでも安く済ませたい人」と「土足がイヤな人」、あとはこれを言うと身もふたもないけど「近くにJOYFITしかない人」。

「ロッカーに鍵がついていないとどうしてもイヤな人」は、エニタイムで追加料金を払うか、それが嫌ならJOYFIT。

それからJOYFITは店舗によってはヨガ教室とかがあるので「ヨガレッスンを受けたい人」も店舗限定ではあるけど検討の余地あり(ただ、ヨガ教室は完全に3密になるので今現在は中止している可能性もある)。ちなみにヨガ会員は通常の会費にヨガ代が上乗せになって月額料金が上がるので注意。