どんでん返しの天才が来日

ああ、あの「道中は全く面白くなかったが、いくらなんでも最後に見せ場の一つくらいは用意してあるだろう」と思わせておいてついに一度の盛り上がりも無かったことがどんでん返しにあたるのかなあ。だとしたらサインにはどんでん返しがあるということになる。

それと冒頭の「結末は絶対人に言わないように」とかいうテロップのせいでタネ探しに集中してしまい話そのものに集中できず、そのタネも途中でわかってしまい驚きも感動も感じなかった糞演出をどんでん返しと呼んでいいのかなあ。シックスセンスは冒頭の注意文一つ出さないだけで面白さがダンチになったはずだと思うんだけど、自分と自分の書いたシナリオに酔っていらんもん付け足しちゃったんだな。馬鹿だこいつは。

ていうか仮にそうしてたとしてもスティングには劣るね、今見るとあまり驚きは無いけど30年以上前に作られた映画だという事を考えると驚き。それに内容自体が娯楽映画に徹していて本当に楽しい。見ている人を楽しませる事に全力をかけている感じがする。後味もいいし、今まで見た映画の中でベスト3に入る名作。こういう映画はもうできないのかな。