およそ二年前、ハンディタイプのかき氷器を買った。
家庭用のブロック氷で作れて、電動で素早く削れて、本体がコンパクトで邪魔にならないのでそれなりに愛用してたんだけど、できる氷が荒くてガリガリ。
これにシロップと炭酸水を入れて飲むのはうまいけど、そのままかき氷として食べるには力不足な味だった。
アイスロボ買おうかな、でも見た目が壊滅的にダサくてどうしても買いたくないな…と一年以上迷い続けてたところに、去年までは懸賞で当てないともらえなかった埜庵監修のかき氷器が販売されるというニュースが!
というわけで買っちゃった、サントリー天然水かき氷サーバー。
到着予定日が2週間後にずれたり元に戻ったり、konozamaを繰り返しながらとうとう到着。最終的には一日遅れで着いた。
本体、専用製氷皿×4、それのフタ×4、あとは説明書や保証書など。
一万円するわりに安っぽいつくりだなぁ、というのが第一印象。
はずしたかな?
中はこんな感じ。ブロック氷でも削れないこともなさそうな、そうでもないような…。
ちなみに刃の間隔調整はできない。ま、ここを自由に変えられては埜庵監修もクソもあったもんじゃないか。
フタはハンドルごと外れる。スパイクとばねのついた、よくあるタイプ。
今日はここまで。製氷皿に水入れて冷凍庫に放り込んで寝る。
翌日。
氷は常温で10分ほど放置して表面が溶けはじめたくらいがいい、と同梱のマニュアルに書いてあったので、素直にそうする。
氷をセットし、いざハンドルを回してみると。
うす~い氷が削れてくる!
まるで霜柱のようなかき氷。
削れるスピードは当然遅いけど…
ちゃんとこんな感じで削れる。
確かに溶けかけてないと、こううまくは削れなさそうな気がする。
で、味はというと…満足の出来。
天然氷とは比べ物にならないとしても、この霜柱のようにシャキッと立った氷、口に入れると一瞬だけサクッとしてその後すうっと溶けてしまう口当たりの良さ、家で食べるにしては贅沢すぎる味。ちょっとだけ毒島氷室を思い出したレベル(もう何年も食ってないから記憶が怪しいけど)。
値段に見合った価値はあった…のか? ないかも。
少なくとも今までのやつよりは段違いにうまいのは確かだけど、手動で手間もかかるし、もし壊れたらまた買うか?と言われると NO かなぁ。そういえば替刃もついてないんだよな。もし壊れたら終わりなのかな、交換部品とかその辺のサポートはなさそうだし。
とはいえ冷凍庫のスぺースの関係上、そういくつも専用製氷皿は置けないから、ブロック氷しかないときは今までのやつを使うことにするかな。