無料で使わせてもらってるんでアレなんだけど、Basicバージョンが2になったあたりからアップデートが非常に不便になってしまって。
もともと、Basic(ていうかThemifyのテーマ全般)はテンプレートを直書きで直さなくてもカスタマイズできる仕組みを用意してくれていた。
たとえば「custom_style.css」や「languages/ja.mo」なんかの、要するにカスタマイズ用に追加したファイル。
こういうのは今まではBasicのアップデートでは維持されてたわけ。消えなかった。
なのに、バージョン2になったあたりからアップデート時の動きが「フォルダを削除して再作成」みたいに変わったらしく、カスタマイズ用に追加したファイルなんかもまとめて全部消えるようになってしまった。
要は子テーマを作れってことらしい。
今まで子テーマなしでも安全にカスタマイズできたのがよかったのに。しかも突然動きを変えるもんだから一回CSSだの何だの全部消えちゃったじゃねーか。バックアップ取ってたから戻せたけど。
ということでつくりますよ。作ればいいんでしょ。
ディレクトリの作成
/wp-content/themes/
以下に適当にディレクトリを作成する。今回は「basic_child」で作成する。
ファイルの移動
「custom_style.css」、「custom-functions.php」、「languages フォルダ」 などを子テーマディレクトリ内に移動する。
style.css の作成
移動した「custom_style.css」を「style.css」にリネームし、ファイルの先頭に以下のコメントを追加する。
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/* Theme Name: (テーマ名を入力) Theme URI: Description: (説明文を入力) Author: (名前を入力) Author URI: Template: basic Version: (basicの現在のバージョンなどを入力) */ |
いちばん大事なのは Template: basic
の部分。親テーマのディレクトリ名(今回は basic
)を記入する。他は適当に記入すればいい。
以降は、従来の「custom_style.css」のかわりに今回リネームしたこの「style.css」をメンテナンスする。
翻訳ファイルを読み込ませる
ディレクトリ直下に「functions.php」を作成し、以下を記述する。
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<?php add_action( 'after_setup_theme', 'child_setup' ); function child_setup() { load_child_theme_textdomain( 'themify', get_stylesheet_directory() . '/languages' ); } ?> |
スクリーンショットを作成する(おまけ)
ディレクトリ直下に「screenshot.png」というファイルを置いておけば、テーマ選択画面でスクリーンショットが表示されるようになる。
なくても害はないのでご自由に。
テーマを変更する
管理画面から、作成した子テーマを有効化する。
これでよーやくアップデートでも各種カスタマイズ用ファイルが維持されるようになったよ!まったくもう。