Blueskyの任意の投稿をブログに表示する(GAS使用)

Twitterで、ツイートを外部に出す機能あるでしょ。例えばこういうやつ。↓

これみたいに、Blueskyの記事を外部(例えばブログ等)に出力する方法についてのメモ。GAS(Google Apps Script)を使います。

一言で表すと「BlueskyのPostのURLを引数にすると『document.writeでPostの内容を書き出すJavaScript』を返却するWebサービス」をGAS上に作成する。

ただBlueskyは現在のところ招待制&ユーザ登録してないと記事が読めないというクローズドなSNSなので、記事を勝手に外部に出力する機能はどうかと思うんだけどあくまで勉強として。

以前書いた「Blueskyの自分の投稿をRSSに変換する」記事の応用なのでまずはそちらをどうぞ。

Blueskyの自分の投稿をRSSに変換する(GAS使用)
Google Apps Script(GAS)を使用してBlueskyの自分の投稿をRSSに変換する方法。IFTTTに食わせたい時などに。

PostのURLを解析する

まず、PostのURLは「アプリからShareで取得した場合」と「Webアプリから取得した場合」で少し違う。

  • アプリから取得 … https://bsky.app/profile/nigauri.me/post/3jtw7hfft4c2c
  • Webアプリから取得 … https://staging.bsky.app/profile/nigauri.me/post/3jtw7hfft4c2c

ただ違うと言ってもサブドメインのstagingがつくかどうかだけで他は一緒。

このうち実際に使うのは赤文字部分、ハンドル名の部分と末尾のIDっぽいやつだけ。なのでこんな感じの処理を作る。

ハンドル名からDIDを取得する

詳しくは後述するけど、投稿を取得するためのURIを作成するためにはハンドル名ではなく対象のハンドル名を持つユーザのDIDを取得する必要がある。

com.atproto.identity.resolveHandleにハンドル名をつけて投げたときの戻り値にDIDが格納されているのでそれを持っておく。ちなみにこの機能はログイン無しで使える。

ログインする

GASを使用してBlueskyの自分の投稿をRSSに変換する 参照

Postを取得する

投稿を取得するのに必要なPostのAT URIを作成する

投稿を取得するのに必要なuri情報はat-uri(at://did:plc:…)形式で記述する必要がある。HTTPのURI形式からの直接的な変換・解決方法がよくわからなかったので今回は自力で作成する…。

と言ってもこれを作るために必要な情報はもう得ているのであとは組み立てるだけだ。ずばりこう。

https://bsky.app/profile/nigauri.me/post/3jtw7hfft4c2c

at://did:plc:wajg6p7j7nciarpetolo75t2/app.bsky.feed.post/3jtw7hfft4c2c

Postの内容を取得する

at-uriを作成してapp.bsky.feed.getPostThreadの引数として渡すと対象のPostの内容が返ってくる。

あとはこの戻り値を使って好きにすればいい。

返却用のJavaScriptを作成する

今回は取得した内容をdocument.writeでその場にそのまま書き出しちゃうようなスクリプトとして作成する。

以下は投稿文、画像、ユーザアイコン、ユーザ名等だけを出力するような例。

Webサービス化する

doGet() を作ってさっきのJavaScriptをレスポンスとして返す。

あとはWebアプリとしてデプロイしてURLをメモっておく。

使い方

例えば文中に

<script src="https://script.google.com/macros/s/xxx/exec?uri=https://bsky.app/profile/nigauri.me/post/3jtv53vqf522f"></script>

などと書くとその場に対象のPostの内容がJavaScriptで書き出される。見た目はCSSでなんとかする。

↓表示例

Bluesky投稿取得サンプル
Bluesky投稿取得サンプル