闘姫伝承はとっつきづらいゲームであるため、とりあえずの足がかりにでもなればと思い書いてみました。
はじめに
最初に、闘姫伝承基礎知識に一通り目を通しておこう。
このゲームは特殊システムが最近のゲームと比べて比較的少なく、ゲージの使い方も一通りしかない。特殊操作は後で覚えればいいのでとりあえず置いておいて、まずは基本操作だけ押さえておこう。
あと、ものすごく基本的なこととして、このゲームでは「飛び道具で飛ばして対空技で迎撃(いわゆる『飛ばせて落とす』)」や「間合いを計って足払い合戦」のようなスト2ライクな戦い方は一切できない、と言うか相手が応じてくれない。自分も敵も高速で画面内をビュンビュン移動して隙あらば大ダメージの連続技を打ち合うゲームだということを理解しよう。
どのキャラを使う?
次に、どのキャラクターをメインで使いたいかを決めよう。
マリー&キング(通称マリキン)、リナは使うとなんだか損をした気分になるのでおすすめしない。悪いことはいわないので他のキャラにしておいた方が無難。
地上戦は弱いが空中戦が得意、あるいはその逆、攻撃重視、防御重視といろいろなキャラが揃っている。第一印象でもネット上の評判でも、対戦動画を見て察するでも何でもかまわないので適当に選んでみよう。
どうしても決まらない場合、とりあえず技のクセが少ないキリコが動かしやすくておすすめ。あとメイドだし忍者なので。あとメガネっ娘なので(※ゲーム中は裸眼です)。
プレイ開始
そのキャラの必殺技を一通り確認したら、いよいよプレイを開始しよう。
PS版の場合、いきなりトレーニングモードを選ぶより、とりあえずアーケードモードをプレイして何となくでいいので感覚をつかんでほしい。
このゲームのCPUは強いことで有名とはいえ、それは後半戦での話。最初の方の敵は、わざとKOされたくてもその前に時間切れが来てしまうほど消極的なので、いきなりゲームオーバーということはないはず。
連続技
通常技や必殺技の感覚を掴めたら、いよいよ連続技を試そう。
慣れている人ならいきなり自分で適当に連続技を試してみればいいし、そうでない場合は攻略ページの中の「連続技紹介」にある「初級連続技」を試してみよう。
闘姫伝承特有の攻撃力の壊れっぷりに笑ってほしい。
ホーミングジャンプ
ここからが本番。闘姫伝承の核となるシステム「ホーミングジャンプ」の出番だ。
地上にいる相手に、レバー斜め上を入力すると出る通常のジャンプからの攻撃ではなく、ホーミングジャンプを使った攻撃をしてみよう。
入力方法は「キックボタン二つ同時押し」。すると敵に向かって高速移動するので、その最中に攻撃ボタンだ。
これは「ホーミングジャンプ攻撃」と言って、闘姫伝承の攻撃の基本となる動作なので絶対にマスターしよう。
「闘姫伝承では通常のジャンプ攻撃は使わない」!と言い切っても過言ではない…いやゼロではないかもしれないけど。
ホーミングジャンプの真価
ジャンプ攻撃の代わりにホーミングジャンプを使って攻めることを理解したら、いよいよ闘姫伝承のキモとなるあの部分について練習だ。
ズバリ、「攻撃を当てて浮かせた相手にホーミングジャンプで追いついて、追い打ちをかける」というテクニック。全キャラで使用可能な闘姫伝承の必須テクといえるもので、非常に重要な部分なので、ぜひ押さえておこう。ここをクリアできるならもう初心者ではない!
使用頻度の高いしゃがみ強キックを例を挙げてみよう。
しゃがみ強キックを当てると相手はダウンするが、相手の体が地上に触れるまでの少しの間は、実は微妙に宙に浮いた状態になっている。つまりごくごく低空に浮かせていると言える。
その「低空で浮いている状態の相手」に対して、追い打ちをかけようというのがこのテクニックだ。
やり方を一言で言うと「しゃがみ強キック後にホーミングジャンプ攻撃を当てる」という簡単そうなものとなる(ただしレイカとマリキンはしゃがみ強キックの隙が大きいので他の技を使おう。リナはあきらめて)。
しかし実際はそれほど単純ではなく、慣れた人間でもミスしてしまうほどタイミングがシビアであり難しい。足払いの硬直が解けたタイミングでの目押しが必要だし、キックボタンの同時押し入力も少々判定が厳しめ。そもそも「足払い(下段ガード技)を当てた相手にジャンプ攻撃(上段ガード技)を当てる」ということ自体がなかなかイメージしづらいこともあって、練習し始めの頃は「本当にこんなのが入るのか?」と疑心暗鬼になることもあるかもしれない。
しかし練習の末使いこなせるようになると、その爽快感にやみつきになる…といいな。
注意点としてはしゃがみ強キックをキャンセルしてホーミングジャンプを出すことはできないというところ。硬直が切れてから目押しでホーミングジャンプをすることになる。また出せたとしても一瞬で追いついてしまうので、ホーミングジャンプ直後に攻撃ボタンを押して技を出さないと相手にヒットしない…と、かなり忙しいボタン操作となる。
ちなみに、今回は足払いを例に挙げたけど、足払いに限らず相手が浮く技であればだいたいできるので、これをマスターするだけで連続技のバリエーションもぐっと広がる。
防御
一通り攻撃の手段をマスターしたら、次は防御だ。
ただ、闘姫伝承には特殊な防御方法はない。一般的な対戦格闘ゲーム同様、立ちガードとしゃがみガードを使い分けるくらい。重要なのはここからの切り返しで、いわゆる「ガードキャンセル」が存在するという部分だ。
注意点などは特になく、ガード中に必殺技コマンドを入力するだけ。出す必殺技に制限はなく、飛び道具だろうがコマンド投げだろうが、技が成立するかどうかはさておきガードキャンセルそのものはできる。
ただし無敵時間が増えるなどの恩恵もないので、どの必殺技を、どのタイミングで出すかはよく考えなければいけない。
またキャラによってはガードキャンセル必殺技からさらにホーミングジャンプで追い打ちをかけることもできるぞ。
お前に教えることはもう何もない…
ここまでできるようになれば、後はもう練習と創意工夫あるのみ。
闘姫伝承の普及活動もよろしくね。
僕らが即死決めるのは
弱キックから即死決めるのは
そうまさに この一瞬で
この瞬間で殺しきるためだ
即死決めるのは
調整ミスのためなんかじゃない
即死決めるのは
作りが荒いためなんかじゃない
THE・SOKUSHI
※ これは2008年頃(ちょうどこの記事を書いていた頃)に週刊少年チャンピオンで連載されていた打ち切り不良マンガ「覇道」に突如出てきた謎のポエム「THE・KOBUSHI」のパロディなのですが、「覇道の読者」✕「闘姫伝承プレイヤー」というニッチ✕ニッチの組み合わせに該当する人がいないらしく一部で「管理人が急に変なポエムを書き出した」と勘違いされていたようなので、言い訳がてらここに説明を残しておきます。