グッド・ワイフ シーズン5

みました。

激動のシーズン5である。

まず、前回ラストでケイリーを家に呼んだアリシアはケイリー他4名と独立を画策。水面下でいろいろと動きはじめる。

一方「判事になりたいならインタビューでウィルの味方をするな」とイーライに言われるダイアンだが、無視してウィルをかばう発言をする。さすがダイアン!かっこいいぜ。

…と思ったら、実はどうしても判事になりたかったらしく、二回目のインタビューにて結局ウィル(の資格停止問題)を非難する回答をしてしまう。あーあ。しかもそのことをウィルに話したことでウィルは激おこ、緊急幹部会を開きダイアンをクビにしてしまう。かわりに共同経営者にならないか?とアリシアに提案するウィル。

そのダイアンが、アリシアやケイリー達がロックハート・ガードナーの顧客を奪って独立しようとしていることを知り、ウィルにチンコロ。以前からデビッドがうすうす感づいてはいたんだけど、今回は言葉巧みに顧客から情報を引き出したことで完全にばれてしまい、ウィルはダイアン裏切り事件をさらに上回る激おこ。今度はアリシアをクビにし、他にも独立メンバーと判明した人を次から次へとクビに。

アリシア、ケイリー、ロビン、他数名は独立し「フロリック・アゴス&アソシエイツ法律事務所」を設立。顧客も奪おうとするが、ロックハート・ガードナーも必死で妨害する。クビのはずのダイアンは流れでウィルと共闘してる。アリシア達のせいでダイアンのクビ問題がうやむやになっている感じ。敵の敵は味方みたいな。

ところが。妻アリシアをクビにしたことでピーターの怒りを買ってしまったダイアンは判事候補から外されてしまい珍しく号泣する。まあねえ、判事になりたくて魂を売り渡す感じでウィルを批判したのに無駄になってしまったからねえ。事務所もクビにされたし戻るところもない。

というわけで事務所に復帰したいとウィルに直談判。アリシア達が抜けて戦力不足のウィルは快諾し、結局ロックハート・ガードナーはロックハート・ガードナーのまま存続することになった。それどころか事務所名を「LG」と変え、全米No.1の法律事務所を目指すぞってことでカッコよさげなロゴを作ったりしてニューヨークに支部を出すという積極的な拡大戦略をとるようになる。

フロリック・アゴスはLGから数々の妨害工作を受けたものの、ピーターの職権乱用スピーチにてどうにか大口顧客をゲット。しかしアリシア、ケイリー、ロビン以外のスタッフが基本的に無能なのでよく足を引っ張る。いくら倒産の危機だからってこんなやつらをパートナーにしようとしてたLGの気が知れないし、そりゃ昇格を延期したくもなるわってくらい浅はかな奴らが勢ぞろい。

そんな中、シーズン4で消えたかに思われたヘイデンさんがまさかの復活&フロリック・アゴスに加入。なかなかの活躍を見せてくれて楽しい。

 


 

そしてなんとウィルが法廷内で射殺されてしまうのである。なんというか、衝撃的ではあるものの、問題を解決するために殺した感が否めない。いや、いなくなる予定のキャラに問題をおっかぶせておいたというべきか。このタイミングでウィルが死ぬと結構いろいろ解決しちゃうんだよね…。

しかもこのせいでアリシアが情緒不安定になり、更なるクソキャラ化を果たしてしまう。完全に自分中心でしか動いておらず、自分以外はどうでもいい感がすごい。ウィルが最後に残した何か言いかけの留守電の真相を探ることに夢中になって探偵まがいのことをしだすのにはあきれた。特にひどかったのがピーターとの口論で、自分の浮気を謝罪するでもなく逆ギレするのはある意味すごい。「あなたは仕事の役に立つから離婚はしない」とか宣言してたけど、何ならシーズン2くらいからずっとそうだっただろ!何をいまさら、と。もうこいつの株下がりっぱなしで…いや、よくよく考えてみたらこいつの好感度なんか一度も上がったことなかったわ。

ぶっちゃけアリシア抜きでダイアンとかケイリーとかピーターとかタシオニとかケニングとかヘイデンさんの活躍見てた方が楽しいんだよね。

そうそうクソ化といえば、シーズン1ではあんなに魅力的だったカリンダの落ちぶれっぷりもすごい。当初の切れ者のイメージはどこへやら、謎の銭ゲバキャラ化、打算キャラ化がすごく、ケイリーに出し抜かれて顧客を奪われるわ、テレビ会議のモニターに気づかずケイリーに電話してしまうわといいところなし。存在意義自体が謎だった嘘つき弁護士ダミアンを追い出す所くらいしか見せ場がなかった。

あと今シーズンはピーターの凄み的なものがちょくちょくと見られる。特にNSAの盗聴をやめさせる電話でのやり取りは痛快で、切れ者っぷりと大物感を兼ね備えた名シーンだと思う。

それ以外にこのシーズンで目立つのはスウィーニーさんの「シバーリ」かな。やっぱ。なんだったんだよあれは。