麻婆豆腐

突然だけど俺の今の職場の最寄り駅は無人駅だ。いや無人どころか無改札、無仕切り、本当に何もない。当然こんなところが栄えているわけがなく、職場には社食も用意されていないため、昼食は宅配弁当かコンビニしか選択肢が無いというありさま。

そんな何もないところでもかろうじて営業している中華料理屋があって、今週初めて入ってみた。俺は初めて入った中華料理屋では大抵の場合麻婆豆腐を頼む傾向があって今回も結局その通りになった。思ってた以上に待たされて手元に出てくる麻婆豆腐。

しかし出された麻婆豆腐がおいしくない。王将の方が安くて美味いだろとすら感じる味。一緒に食べに行った会社の人は天津飯を頼んでいて、そっちはうまそうだった。麻婆豆腐だけでマズい店だとは断言できないかもしれない。ただ少なくとも俺の印象としては良くない店になったし、それにちゃんとうまい麻婆豆腐を食べなおしたい気持ちにもなった。(ここまで前フリ)

というわけで今日は近所の店に行って口直しの麻婆豆腐定食を食べてきた。中華料理、その中でも麻婆豆腐は特に本格派と日本向けとで味が全然違うとよく言われるがここの店のはモロ日本向けで、無性に白いご飯が欲しくなるタイプ。豆腐もおいしいし、ひき肉たっぷりでしかもなぜかエビも入っていてさらにおいしい。ご飯と麻婆豆腐の他にスープと小鉢(今回はポテトサラダ)とデザートがついている。

普段はこれだけで終わりになるところが、今日は食欲の秋だからなのか妙に腹が減ってたのでエビマヨも頼んだ。レモンなども入っていて、コクがありつつクドくなくさっぱりとした後味。これもおいしかった。

そして今日に限ってなぜかサービスと言うことで鱚の塩焼きを二尾もらった。鱚は大好きなのでラッキーなんだけど、いつもより余分に注文したせいかかなりの満腹状態になってしまい、ラッキーが噛み合わないのを痛感。なんか俺はいつもこうだ。

ちなみに本格派の麻婆豆腐としては陳建一麻婆豆腐店がいいと思う。ご飯とスープおかわり自由だし。ただ味はおいしいものの店員がうっとおしい事が欠点なので、こういうのが気になる人は避けるか、「邪魔です」と言える度胸を持ってから望もう!