箱根 その3

今回予約した宿は塔ノ沢駅にある「一の湯 本館」。

連休価格にもかかわらず、一人あたり一泊1万円チョイで、当然温泉も利用可能、しかも夕食と朝食が付くという謎の安さ。しかも平日なら8千円台。まあ安いから選んだってのはあるにしても正直なところかなり不安。

しかし実際は、未だに何故あの価格でやっていけてるのかわからないほどのナイス宿だった。

従業員の態度はしっかりしていて不快感はないし、部屋のつくりも落ち着いた感じで良かったし、温泉は綺麗でゆっくりできたし、「大正6年にイタリアから輸入した大理石で作られた」という触れ込みの貸切風呂は変わった雰囲気が味わえる。

一晩で風呂二回入った。しかも部屋数があまり多くないせいか、混雑していないどころかしばらく俺一人で温泉を独占状態。いくらなんでも気もちよすぎる。

さらに食事に関してもぬかりなし。

まず夕食。ホームページでは豚肉のせいろ蒸しがメインディッシュ的扱いを受けており、じっさいにうまかったんだけど、やたら濃い豆腐や焼き物、揚げ物、黒米うどんほか品数も豊富で、しかもどれもうまい。151Aの前菜レベルの気合いの入った物が、量を多くして一品物として出てくると例えればわかってもらえるかな?

さらに追加注文した「豆アジの干物の素揚げ」がこれまたうまい(&安い)!単品で飯のおかずとして成り立つレベル。しっかりデザート(シャーベット)もついてくる。

朝食は全プランに付いてくるらしいが、これもがっかりさせない出来。

ショボイ旅館だと、しょっぱい塩鮭とご飯と味噌汁…というところだろうが(実際に経験あり)、ここのは品数も多く、焼き魚もかたい鮭などではなく脂ののった鰺の開き。ご飯もおひつに一杯入った状態で来るので朝から満腹。

しかも自販機で神戸居留地のLASコーラが売っている!やっぱ風呂上がりにはこれに限るね!

ただ1缶100円と観光地価格だったのは言うまでもない。しょうがないんだオヤジ今な

日曜

バッチリ寝て、朝からを温泉でひとっ風呂浴びて、上記の飯を食い宿を出発。いやー満足。ここはハッキリいってオススメ。

旅館を出て駅に向かう途中で一枚

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すげえ景色。しかし、本日の目的地は未だ決めていないのであった。

あと、どういうわけか駅の中に神社があった。

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