今さら感のある液晶保護フィルム

俺の使っているデジカメはエプソン製の「L-500V」というどマイナーな機種で、買ってからもうぼちぼち三年程になる。

現在エプソンはデジカメ事業からは撤退状態。このL-500Vに至っては発売から半年も経たずに価格が暴落して、あまりの安さに何か欠陥でもあるんじゃないかと不安になったりもした(パッケージの安っぽさがそれに拍車をかけていた)。ところが使ってみると、ちゃんとSDカード対応だし、起動・終了はなかなか早い、どういうわけか電池が一向に減らない、とりあえず動画にも対応、デザインが黒くて個人的には好み、なにより液晶が異常なほど綺麗、とかなりいいカメラで、相当気に入って使っていた。

しかし、500万画素・光学3倍ズームと、当時としてもハイスペックとは言えないし、今となってはもう時代遅れ。画素数だけ見れば携帯電話に追いつかれてしまっている。レリーズタイムラグが長め、重みもそこそこあり、結構厚くてかさばるので、実際一時は新しいデジカメに買い換えようとしたこともあった。

しかししかし、電器屋などで最新のデジカメを見るたびに気になることがある…それは液晶。上にも書いたとおり、とにかくL-500Vの液晶はこの機種のウリになっていたほど綺麗で、携帯で言えばWVGAの画面に匹敵するほどの精細さ。現行機種の液晶を見ては「L-500V並の液晶のデジカメが出るまでは買う気にならない」という結論に落ち着いてしまうレベル。それに500万画素でも何ら困っていないという事実。むしろ1000万画素とかどういうときに使うのかがわからない。

と、そこまでこの機種の液晶を好きでいておきながら、実は今まで液晶保護フィルムを貼らずに使い続けていた。あまりの安さから結構ラフに使っていたにも関わらず、よく見ると全然傷が付いていない。もう時代遅れになりつつあるとはいえ、初めて買ったデジカメと言うこともあり愛着がある。100均のでもいいから保護フィルムをつけてやろう。そんな風にふと思った。

貼るのに失敗した。