霜ばしらデビュー

正月休みに、嫁と銀座のジョアンでパンを大量購入してたんだけど、その時にたまたま三越の地下で売っているのを見つけた…

 

霜ばしら!!

外箱

これずっと気になってたんだよね。

冬季限定だし、そもそもなかなか手に入らないとか入荷してすぐ売り切れるとか予約待ちとか聞いてたからハナっから諦めて探すことすらしてなかったんだけど、全国銘菓コーナーみたいなデパ地下の中でもひときわ地味な一角にさらっと詰まれていたのでちょっとびっくり。

 

なにはともあれ開封だ。

缶

内蓋があり、それを開けると…

内蓋

ウワサ通り一面のらくがん粉と、見え隠れする霜ばしら本体。

中身

ここから霜ばしら本体をスッと抜き取るなりして食べるんだけど、まるで化石を発掘するみたいな楽しみがある。したことないけど。

霜ばしら

で、実食。

まず驚いたのが、そのあまりにも繊細なくちどけ。スッ…と溶けていってしまうはかなさ。

次に感じるのは、あまりにもシンプルな味わい。あっさりめのほのかな甘み…そしてそれだけ。

風味といえば、霜ばしらにどうしても少量くっついてきてしまうらくがん粉の風味のみ。つまり米の風味。あくまで飴本体には風味はついていない。

身も蓋もない言い方をすればうっすら甘いだけの飴だけどそんな言い方は野暮というもの。これは、繊細なくちどけとそれを創り出す技術のすばらしさ、そしてこんなコスパの悪い飴を食べているんだという優越感にひたるための嗜好品なんだ。

 

あまりにも軽い味わいについつい連続で食べそうになるけど、量が少なくその上お値段もそれなりに高い希少菓子。自らを律し少量ずつケチケチ消費することを誓うのであった。

 

そういえば、このいわゆる衝撃緩衝材がわりのらくがん粉、一応同梱の紙には炒って食べられるよと書いてあるんだけど、面倒だしそれほどおいしそうな感じもあんまりしていないので、どうにかして他の使い方ができないもんだろうか…?